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押尾祥子 なでしこクリニック主宰

Sachiko Oshio, CNM, Ph.D., ARNP
看護学博士 助産婦 ナースプラクティショナー
ワシントン大学看護学部臨床助教授

日本とアメリカで教育を受け、両国で看護と助産の分野で実践、教育、研究に携わって来ました。なでしこクリニックやなでしこの本などを通して、アメリカに住む日本女性の健康に貢献しています。現在はなでしこクリニックを閉鎖し、Center for Women's Healthで外来をしています。お産は従来どおりEvergreen Hospitalで扱っています。また、自宅でなでしこキッズというホームデイケアを開いていて、主に私のとりあげた赤ちゃんを預かっています。

日本語の略暦はこちらをご覧ください。(英語版のくわしい履歴はこちらです) シアトルなんでも大百科Junglecity.comによる、ぶらぼおな人2002年8月のインタビューもご参照ください。


下記は、2008年年末年始のご挨拶のメールです。


お元気ですか?
 
シアトルを離れた方たちにはニュースかと思いますが、今、シアトルは雪景色です。大雪に埋もれて、交通は不便ですが、電気もガスも水道もちゃんと使えるので、不自由なく過ごしています。
 
懐かしい方たちからたくさんクリスマスカードや年賀状をいただくのですが、皆さんにお返事を書く時間が無いので、リストにメールを出しました。リストから名前をはずして欲しい方はご面倒をおかけしますが、ご一報ください。なでしこのニュースを知りたい方で、メールを受け取ってない方をご存知でしたら、アドレスをお知らせください。
 
さて、なでしこクリニックを閉めてから1年半たちますが、センターフォーウィメンズヘルスの外来とエバーグリーン病院で、ひきつづき、妊娠、出産を扱っています。なでしこで知り合ったお母さんたちの、ふたりめ、3人め、4人めの赤ちゃんもいます!なでしこクリニックのころは、一ヶ月に5人ほどの赤ちゃんを取り上げていましたが、今は、日本人の赤ちゃんを取り上げるのは、月にふたりから3人ですね。日本人のお産の時には、当直の日でなくても、なでしこキッズの都合をつけて、私が行くようにしています。
 
アメリカ人のお母さんの場合は、私が当直の日にかぎって、月に7-10例ぐらい取り上げています。日本人のお母さんたちは、最初から最後まで私が診るので、じっくり知り合うことができるのですが、アメリカ人の場合は他の4人の助産師と一緒にグループで担当するので、どうしても関係が薄くなってしまいます。
 
これまでは、センターフォーウィメンズヘルスが手不足で、定期健診などの予約が取りにくかったのですが、1月からはスケジュールが増加され、予約が取りやすくなります。月に3日間、火曜日か水曜日の外来が増えたので、婦人科の問題、不妊症相談、定期健診などの予約が取りやすくなるはずです。もし、予約が取れなければ私に直接ご連絡ください。
 
なでしこクリニックでのグループ検診がとても人気だったので、その良さを維持するために、お産塾という機会を提供しているのですが、検診なら来なければならないけれど、それ以外に違う場所に行く、というのは、忙しい毎日の中、思い切って来ないといけないので、あまり利用されていません。また別の形でお母さんたちの横のつながりを考えようと思っています。
 
なでしこキッズは、助手の先生たちにも恵まれて、子供たちと一緒に順調に成長しています。子供たちの成長は、そのまま私の成長。日々、いろいろと学ぶことが多いです。いろんな性格や背景の子供たちが、みんな安心してすごせる環境をつくり、心も身体も社会性も自由に伸びていけるよう手助けするのが目標です。2歳以下の子供は4人まで、全部で12人が定員なのですが、定員いっぱいで、お断りしなければならない日もでてきています。人数が増えると人手も必要になります。もうひとり、パートタイムの助手を募集していますので、良い方がいらしたら、ご紹介くださいな。
 
不妊症の検査、治療が必要な方は、Northwest Center for Reproductive Sciencesに紹介しています。英語や、不妊症関係の専門用語や、アメリカの医療システムに不安がある人、あるいは、単に自分たちだけで行くのは怖い、という人たちのために、予約のお手伝いをしたり、検査や処置に付き添ったりしています。検査をしただけで自然妊娠した人、簡単な治療だけで済んだ人、体外受精の結果、妊娠に成功した人、体外受精を繰り返しても不成功だった人、いろいろな結果がありますが、それぞれのプロセスをサポートしています。不妊症の治療には心理的な抵抗が大きいので、単に英語の壁のためだけでなく、一緒に伴走してくれる人が欲しい場合が多いようです。
 
ラレーチェリーグの光岡いずみさんと一緒に翻訳した母乳の本は、おかげさまで売れ行きが良いようです。お買い求めくださった方、お友達に薦めてくださった方、ありがとうございました。母乳について、もっと一般の方の理解が深まると良いと希望しています。来年は、2002年に出したピンクの本の改訂にも取り組みたいと思っています。
 
秋には、私が旅行中に、犬たちが庭から抜け出して交通事故にあう、という事件がありました。どうも庭師が戸を閉め忘れたらしく、2頭で連れ立って表通りに出てしまったのです。犬だけが歩いているのに気がついて、通りがかりの人が車を止めて捕まえようとしてくれたのですが、すでに別の車にはねられてしまい、サミー(茶色の犬です)が肺に穴のあく大怪我をしてしまいました。獣医さんから連絡を受けたボルゾイ関係の人たちが、ウェブサイトや携帯で全国ネットで連絡をし合って、旅行先の私を見つけてくれました。そのおかげで、飼い主不明ということで安楽死されそうになったサミーの治療を続けることができました。5日間、集中治療室で過ごしたサミーも元気に退院してきて、今も2頭で雪の中を走り回っています。
 
趣味に使う時間はかなり限られてきてしまいました。しばらく乗馬はしていませんし、運動のための水泳にも行ってないですね。声楽のレッスンも中止したままです。来年は犬たちのアジリティの訓練を再開したいと思っています。カークランドコーラルソサエティの混声合唱は続けています。毎週水曜日の夜が練習日で、つい先日はバスティア大学のチャペルでクリスマスコンサートがありました。400人を超える入場者で、大盛況でした。
 
 
最後になりましたが、今年もいろいろな場面で多くの方々に大変お世話になりました。ありがとうございました。来年もまた、よろしくお願いします。
 
良いお年をお迎えください。
 
押尾祥子
Sachiko Oshio
11460 109th Ave NE
Kirkland, WA 98033
206-354-6619



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